2019_10_01

新しい眼鏡をかけるとクラクラする。それくらい、私の乱視は強いものになってしまったっぽい。自分の目だけでは、もう正常にものを見れなくなってしまったのか。いつから上手くいかなくなってしまったのか。

 

小さい頃は目が良かったのだ。母親に「乱視って遺伝なのかと思ってた、お父さんもお母さんも乱視じゃないから、貴方も大丈夫だと思ってたわ」と言われた。なんだか、小さい頃は綺麗に見えていたものが、少し長く生きたせいで綺麗に見えなくなってしまったのが、少し寂しかった。そういうものなのかと思った。今は濁った目をしているけど、私だって教わったはずなんだよ。世の中の大切なものとか、何をしたら傷がついてしまうかとか。平気で人を傷つけて、綺麗なものを綺麗だって言えずにいる。誇れるものが何も無い。情けない。私は贅沢だから、「生きててよかった」なんて毎日思えない。